酔虎の独り言 〜本とロックと酒の日々〜

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zoom RSS 松居直さんと 言葉の 大切さについて

<<   作成日時 : 2011/09/07 23:40   >>

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連日の雨で
いきなり
風が寒くなった
ここ胆振地方

今日は
いろいろ考えさせられることがあった

そこで・・・

今まで
様々な人の講演を聴いてきたが
一番感動したのは
12年ほど前に聴いた
児童文学者
松居直さんのお話だった
(まついただし)


「ことばの力 絵本の力」
みたいな演題だったと思う

さて
何がすごいって
90分以上の講演に
ただの一度も
淀みやつっかえ
言い直しがなかった

これはすごいことである
しゃべりのプロである落語家やアナウンサー達でも
長い話の中では何度かとちったりするものだけれど

さらには
紡ぎ出される全ての言葉が
文脈に沿ってにぴったりと収まり
まったく
それはそういう言い方をすれば
こんな風に心から納得できるんだ
という使われ方だったのだ

もちろん原稿の棒読みではない
こちらの反応をちゃんと伺いながら
即興の掛け合いも交え
語りかけるように
いや
長い叙事詩を歌うように語られたのだ

オレは
話の内容もさることながら
その完璧な話術に
圧倒されたのだった

その中で
一番心に残っているのは
人間にとって
 空気と水(=食べ物)
の次に大切なもの
 それは
 

言葉です

というお話だった

人間は空気を吸い
水を飲み
食べなければ生きていけない

そして
次になくては生きていけないもの
それは
言葉だ

言葉がなければ名前もない
「君」も「私」もなければ
「人」すら存在しない
そう
人間にとって
言葉がなければ
「存在」すら存在しないのだ

なんて考えること自体
そもそも
言葉抜きには出来ない

押しつけるわけでなく
こちらの心にしみ入るように語る松居さんの話に
全くその通りであるなぁと
深く深くうなづいた
若き日の酔虎だったのだ
(いや
 思い出して書いているオレの文章じゃ
 その雰囲気も含めた
 細部は伝わらないけれどね

翻って
言葉

昨今
これほど軽んじられているものも
ないなぁ
言葉を一番大切にしなければならない
政治家達の言うことが
まるで幼稚で説得力に欠け
いや
ウソとごまかしの道具にされ
全くおざなりにされているとしか思えない

テレビで
漢字を読めなかった元首相がほざく

我が党の方が素晴らしいと
 長年かけて言い続けても
 なかなか分かってもらえなかった
 それを民○党はたった2年で
 証明してくれた


気の利いたことを言ったつもりで
唇の片方だけをつり上げ
得意満面にしゃべっていたが

「証明されたのは
 民○党も
 我が党も
 だめだった」


ということであって
どちらかが優れていると言うことではない

軽んじられる言葉
その風潮は社会全体を覆う
もちろんその縮図である
学校を教室を吹き過ぎる

国語のテストの
答だけを知りたがる生徒達
「どこが出るの?」
「それ前回も範囲じゃなかった?」
「対策プリント作って」
「そこから何点分出るの?」
「これやったら赤点取らない?」
「それ前回も範囲じゃなかった?」
試験の点数のためだけに
勉強
いやただ答の暗記をして
試験が終われば全て忘却の彼方
それって何?

もちろん
普段の話を興味深く聞いてくれている生徒達もいる

これは
「ゆとり」とか「つめこみ」の問題じゃない

大人達が
責任ある人達が
「言葉」をないがしろにしてきた
その結果だよ

オレも一国語教員として
ちょっとは
まじめに
考えたりするのであるが

虚しくなるのである

子どもが
 2歳から4歳くらいの一番敏感なときに
 周囲にいる大人が
 いかに豊かに言葉を使っているか
 子どもの言葉をよく聴いて
 反応してやるか

  (松居 直)

はたしてオレは
豊かに言葉を使っているのだろうか






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コメント(2件)

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空気と水と言葉、深いですね。俺も現職の時は結構講演会に参加すること多かったけど、三回に一回くらいしか、これだって話聴けなかったよ。こういう出会いのある平和風さんがうらやましくもあるなぁ。でもさ、あえてひとつ反論するとすれば言葉より先に心じゃないかな。心がなければ言葉もむなしいよね。まぁ、心ある人の言葉なら信じられるけど・・・。
ロック仙人TF
2011/09/08 00:38
心という概念も 
言葉がなければ存在しません
すべての価値判断も
松居さんはそういいたかったんだと思います

ただし
その言葉を生むために
心を持っている
そういいたい仙人さんの気持ちもわかりますよ
平和風
2011/09/08 23:37

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